更新日: 2026年09月04日

ベネッセ校務クラウドの評判・口コミは?料金、機能、導入事例を解説

ベネッセ校務クラウドは、高等学校の校務、教務、保護者連携、教育データの活用を一つの環境にまとめるフルクラウド型の校務支援システムです。2025年4月に提供が始まり、進研模試などのデータを校内の成績情報と組み合わせて、進路指導や面談に活用できる点を特徴としています。

一方、公開されている利用者評価はまだ少なく、保護者・生徒向けアプリについてはログインや機能の表示に関する不満も確認できます。また、佐賀県教育委員会による46校への導入は決まっていますが、本格稼働は2027年4月からです。現時点では、長期間の運用実績や導入後効果を判断できる公開情報は限られています。

導入を検討する際は、校務機能の充実度だけでなく、アプリの操作性、データ移行、既存サービスとの連携、基本サービス料を含む総費用まで確認することが重要です。

ベネッセ校務クラウドとは

ベネッセ校務クラウド

ベネッセ校務クラウドは、株式会社ベネッセコーポレーションが提供する、高等学校向けの次世代型校務支援システムです。

項目 内容
提供会社 株式会社ベネッセコーポレーション
提供開始 2025年4月
主な対象 高等学校、中高一貫校・併設校
提供形態 フルクラウド型
ベースシステム テクマトリックス株式会社「ツムギノ」
主な用途 教務管理、学籍管理、保健管理、保護者連携、教育データ活用
公開価格 生徒1人当たり年額3,960円(税込)+基本サービス料
導入・活用支援 ベネッセコーポレーションが担当
公式サイト ベネッセ校務クラウド公式サイト


ベネッセ校務クラウドは、テクマトリックスの校務支援システム「ツムギノ」をそのまま販売しているわけではありません。ツムギノをベースに、ベネッセが高等学校向けの機能やデータ活用の仕組みを加えて構築しています。

各学校や教育委員会への販売、導入、活用支援はベネッセが担当し、システム基盤の運用はテクマトリックスが担います。

ベネッセ校務クラウドの主な機能

ベネッセ校務クラウドは、校務を処理するための機能だけでなく、保護者・生徒との連絡や教育データの分析まで一つのシステムで扱えるように設計されています。

  • 校務・教務・学籍・保健管理
  • 保護者・生徒とのコミュニケーション
  • 進研模試などのデータ連携・分析
  • ダッシュボード・帳票のカスタマイズ

校務・教務・学籍・保健管理

主な校務機能は以下のとおりです。

分類 主な機能
教務管理 成績処理、出欠管理、時数管理
学籍管理 生徒情報、指導要録などの管理
保健管理 健康診断票、保健室来室情報などの管理
帳票・書類 成績帳票、出欠簿などへの反映・出力
承認 入力情報を教員が確認・承認して帳票へ反映
データ管理 校務・教務・学習データの一元管理


入力された情報は、必要に応じて教員が承認したうえで、成績帳票や出欠簿などへ反映できます。データの転記や二重入力を減らしやすいことが特徴です。

保護者・生徒とのコミュニケーション

保護者・生徒向けアプリでは、次の機能が案内されています。

  • 出欠連絡
  • 活動予定や振り返りの記録
  • プロジェクト型学習の企画・記録
  • 保護者と教職員、クラス、部活動などのチャンネル
  • 掲示板
  • アンケート
  • マイページ

保護者から送信された欠席・遅刻・早退の情報を校務データと連携できれば、電話対応や転記作業の削減につながります。

ただし、利用できる機能は学校側の設定によって異なります。導入時には、保護者・生徒にどの機能を公開するのか、権限や運用ルールを決めておく必要があります。

進研模試などのデータ連携・分析

ベネッセ校務クラウドの特徴の一つが、校務データと学習データを組み合わせた分析です。

公式発表では、進研模試などの模擬試験データと、校内の定期テストなどを連携し、クロス分析や面談資料の作成に活用できると説明されています。出欠、成績、保健情報、学習履歴を一つのダッシュボードで確認できれば、教員が生徒の状況を多面的に把握しやすくなります。

ただし、実際に連携できるデータ、連携方法、追加設定や費用の有無は、学校の契約内容や利用中のサービスによって異なる可能性があります。見積もりやデモの際に、対象データと更新頻度まで確認しましょう。

ダッシュボード・帳票のカスタマイズ

公開情報では、ダッシュボードに表示する情報や、成績管理・保健管理などで出力する帳票レイアウトを調整できるとされています。

ダッシュボードには、出欠情報、保護者・生徒からの投稿、伝言、タスク、申請の承認状況などを集約できます。また、帳票についてはExcelファイルを編集してレイアウトを設定できると説明されています。

そのため、「クラウド型なので自校向けの調整が一切できない」というわけではありません。ただし、個別開発がどこまで可能かは公開情報だけでは判断できないため、自校独自の帳票や複雑な校務ルールがある場合は事前確認が必要です。

ベネッセ校務クラウドの料金

ベネッセ校務クラウドの公開価格は、生徒1人当たり年額3,960円(税込)です。これとは別に基本サービス料が発生します。生徒数に応じた利用料だけを計算すると、次の金額になります。

生徒数 年間利用料の概算
300人 1,188,000円+基本サービス料
500人 1,980,000円+基本サービス料
1,000人 3,960,000円+基本サービス料


上記は生徒単価のみを用いた概算です。実際の総費用を把握するには、次の項目を含めた見積もりが必要です。

  • 基本サービス料
  • 初期設定費用
  • 既存システムからのデータ移行費用
  • 外部システムとの連携費用
  • 教職員向け研修費用
  • 帳票やダッシュボードの設定費用
  • 導入後のサポート範囲
  • 契約期間と最低利用人数
  • 将来の生徒数増減による費用変動

公開情報では、基本サービス料の具体的な金額や、データ移行・個別連携に伴う費用までは確認できません。複数年利用した場合の総保有コストで他社製品と比較しましょう。

ベネッセ校務クラウドの評判・口コミ

App StoreとGoogle Playの評価

2026年7月31日時点のアプリ評価は以下のとおりです。Google Playでは1,000回以上のダウンロードが表示されています。

ストア 評価 評価・レビュー件数
App Store 1.7/5 9件
Google Play 2.6/5 5件


App Storeで確認できる主な指摘は、次のとおりです。

  • 毎回ログインする必要があり手間がかかる
  • GoogleやMicrosoftなどの認証方法を選択できないことがある
  • 出欠連絡の項目が表示されず、連絡できない
  • 以前利用していたサービスと比べて使いにくい

ログインと認証、必要な機能の見つけやすさは、保護者・生徒が継続して利用するうえで重要なポイントです。導入前には管理者向けのデモだけでなく、保護者・生徒向けアプリも実機で確認した方がよいでしょう。

口コミを判断する際の注意点

現在の評価件数は、App StoreとGoogle Playを合わせても多くありません。また、これらは主に保護者・生徒向けアプリの評価です。

教職員が利用する成績管理、学籍管理、保健管理、帳票出力、ダッシュボード、データ移行、導入支援などを含むサービス全体の品質を、アプリ評価だけで判断することはできません。

さらに、アプリストアには「学校の設定により利用できる機能が限定される場合がある」と記載されています。出欠連絡機能が見つからないという指摘についても、アプリ自体の不具合だけでなく、学校側の設定や案内方法が影響している可能性があります。

現時点では、アプリの操作性に注意が必要である一方、少数のレビューだけでサービス全体を低く評価するのも適切ではありません。

佐賀県教育委員会による採択

ベネッセ校務クラウドは、佐賀県教育委員会の次世代型校務支援システムとして正式に採択されています。

2027年4月から、佐賀県内の中高一貫校を含む全日制高等学校、通信制高校、特別支援学校など計46校で提供される予定です。佐賀県では、紙ベースの作業、生徒情報の手入力、校務系と学習系で端末が分かれていることなどを課題としていました。

県単位での採択は、調達要件を満たした実績として判断材料になります。一方、本格稼働前であるため、業務時間の削減、教職員の満足度、問い合わせ件数、保護者の利用率といった導入後の成果はまだ確認できません。

ベネッセ校務クラウドのメリット

高等学校の校務を一つの環境にまとめられる

成績、出欠、時数、学籍、指導要録、保健情報などを一つのシステムで管理できます。

校務ごとに異なるファイルやシステムを使用している学校では、転記や照合作業が発生しやすくなります。ベネッセ校務クラウドでデータを一元管理できれば、重複入力や転記ミスを減らしやすくなります。

進路指導に教育データを活用できる

進研模試、校内テスト、出欠、学習履歴などを組み合わせて確認できる点は、ベネッセ校務クラウドの大きな特徴です。

成績だけでなく、学習状況や出欠なども含めて生徒を把握できれば、進路面談や個別指導の材料を準備しやすくなります。特に、進研模試を継続的に利用している学校は、連携対象や運用方法を確認する価値があります。

保護者連絡と校務データをつなげられる

保護者からの出欠連絡をオンラインで受け付け、校務データと連携できます。

朝の電話対応、連絡内容の転記、担当教員への共有などを減らせれば、教職員の負担軽減につながります。掲示板、アンケート、チャンネルなども同じアプリで利用できます。

シングルサインオンに対応している

Microsoft Entra IDとGoogle Workspace for Educationとのシングルサインオンに対応しています。

学校で利用している認証基盤と連携できれば、教職員・生徒が管理するIDやパスワードを増やさずに済みます。ただし、アプリレビューでは認証方法の選択に関する指摘もあるため、実際の端末とアカウントを使った検証が必要です。

ベネッセが導入・活用を支援する

販売だけでなく、各学校・教育委員会への導入と活用支援もベネッセが担当します。

システムの導入効果を高めるには、初期設定だけでなく、教職員向け研修、校内ルールの策定、運用開始後の問い合わせ対応が欠かせません。契約前に、支援回数、対応方法、対応時間、追加費用の有無を確認しましょう。

ベネッセ校務クラウドの注意点・デメリット

アプリの操作性には確認が必要

公開レビューでは、ログイン、認証方法、機能の表示に関する指摘があります。

保護者・生徒が日常的に利用するアプリでつまずくと、学校への問い合わせが増えたり、出欠連絡が電話に戻ったりする可能性があります。導入前に複数の端末、OS、利用者区分で試すことが重要です。

公開されている運用実績がまだ少ない

2025年4月に提供を開始した比較的新しいサービスです。佐賀県教育委員会による大規模採択はありますが、運用開始は2027年4月です。

長期間利用した学校の業務削減時間、システム障害の発生状況、年度更新の負担、教職員の定着率などは、公開情報だけでは十分に確認できません。

導入校や先行利用校の事例をベネッセから提示してもらい、自校と似た学校規模・運用形態の事例を確認しましょう。

総費用は公開価格だけでは判断できない

生徒1人当たりの年額利用料は公開されていますが、基本サービス料の金額は公開されていません。

データ移行、外部連携、帳票設定、研修などに費用がかかる場合は、生徒単価だけで比較すると予算との差が生じます。初年度と次年度以降を分けた見積もりが必要です。

自校独自の運用に対応できるか確認が必要

ダッシュボードや帳票レイアウトは調整できますが、すべての業務ルールに合わせて個別開発できるとは限りません。

独自の成績計算、複雑な単位認定、複数課程の管理、特殊な帳票、承認経路がある学校は、要件一覧を提示したうえで対応可否を確認しましょう。自校の仕様に合わせた個別開発を重視する場合は、元記事で比較対象として掲載していたMajor School Systemなども比較候補になります。

ベネッセ校務クラウドのセキュリティ対策

ベネッセ校務クラウドでは、次のセキュリティ機能が公表されています。

  • シングルサインオン
  • 2要素認証
  • データ暗号化
  • 操作ログの保存
  • 利用者ごとの権限設定
  • ファイル入出力の承認フロー
  • 接続元IPアドレス制限
  • バックアップと冗長化
  • 脅威検知と継続的な監視

成績や健康情報などを扱うため、誰がどの情報を閲覧・編集・出力できるかを細かく設定できます。ファイルの入出力に承認フローを設けられる点も、校務データの持ち出し対策として確認したい機能です。

また、ベネッセコーポレーションは2026年5月18日付で、APPLICの「校務支援システムのクラウド化におけるクラウド基盤要件書V1.0」への適合宣言を行っています。適合宣言書では、選定しているクラウド基盤について、ISO 27017取得、ISMAP登録、ISO 27018などの認証取得、MFA、IPアドレス制限、WORM機能、バックアップ、監視などへの対応が示されています。

ただし、これらの認証は主として選定されたクラウド基盤に関するものです。ベネッセ校務クラウド自体がすべての認証を直接取得しているという意味ではありません。

導入時には、次の項目も確認しましょう。

  • データの保管場所
  • バックアップの取得頻度と保管期間
  • 障害時の目標復旧時間
  • インシデント発生時の通知方法
  • 操作ログの保存期間
  • 管理者によるログ確認方法
  • 退職・異動時のアカウント停止手順
  • 個人端末からのアクセス制御
  • サービスレベル合意書の内容

ベネッセ校務クラウドが向いている学校

向いている学校 理由
高校・中高一貫校向けのフルクラウド型システムを探している 高等学校の成績・単位・学籍・進路指導を想定して設計されている
校務系と学習系のデータを統合したい 校務データ、学習データ、外部データをダッシュボードに集約できる
進研模試を利用している 模試データと校内データのクロス分析や面談資料化が想定されている
保護者連絡も同じ環境にまとめたい 出欠連絡、掲示板、アンケート、チャンネルなどを利用できる
MicrosoftまたはGoogleの認証基盤を利用している シングルサインオンに対応している
サーバーの管理負担を減らしたい フルクラウド型で、基盤運用をテクマトリックスが担当する

 

導入を慎重に検討したい学校

次の条件に当てはまる場合は、デモや試行利用を行ってから判断した方がよいでしょう。

  • 数年間の導入成果が公開されている製品を優先したい
  • 保護者・生徒向けアプリの操作性を最重要視している
  • 独自の校務ルールや帳票が多く、個別開発が必須
  • 基本サービス料を含む予算上限が厳密に決まっている
  • 現行システムとの複雑なデータ連携が必要
  • 通信制、特別支援、複数課程などに固有の要件が多い
  • シングルサインオンや端末管理の構成がまだ決まっていない

Classiや他の校務支援システムとの違い

ベネッセ校務クラウドとClassiは、どちらも学校、生徒、保護者のデータやコミュニケーションに関係するサービスですが、中心となる役割が異なります。

項目 ベネッセ校務クラウド Classi
主な役割 校務・教務・学籍・保健管理 授業・指導・生徒の学習支援
主なデータ 成績、出欠、学籍、保健、帳票、校務データ 学習記録、活動記録、課題、成績・学習状況
保護者連携 出欠連絡、掲示板、アンケート、チャンネルなど お知らせ、アンケート、学習状況の確認など
導入目的 校務DXと教育データ活用 ICTを活用した学習・指導とコミュニケーション


Classiは、学校の授業・指導や生徒の学習を支えるICTプラットフォームです。一方、ベネッセ校務クラウドは、成績、出欠、学籍、保健などの基幹的な校務処理を担います。機能の一部は重なりますが、単純な代替関係とは限りません。

他の校務支援システムと比較する際は、元記事で紹介していたMajor School SystemC4thも含め、次の軸をそろえることが重要です。

  • 対象となる学校種
  • 成績・単位・学籍管理への対応
  • 保護者連携機能
  • データ連携の対象と方法
  • ダッシュボードの分析機能
  • 帳票・承認フローの調整範囲
  • データ移行方法
  • セキュリティとサービスレベル
  • 初年度・次年度以降の総費用
  • 導入・研修・運用支援

ベネッセ校務クラウド導入前に確認すべきポイント

現行業務と必要機能を整理する

まず、現在利用しているシステム、Excel、紙帳票、保護者連絡手段を洗い出します。

「現在の業務をそのまま移す」のではなく、二重入力や不要な承認をなくせる部分も確認しましょう。

移行できるデータを確認する

次のデータについて、移行方法と移行後の確認手順を決めます。

  • 在校生・卒業生の基本情報
  • 過去の成績
  • 出欠履歴
  • 指導要録
  • 保健情報
  • 教職員・保護者アカウント
  • 帳票テンプレート

移行できないデータがある場合は、旧システムを参照用として残す期間も検討します。

アプリを複数の利用者で試す

管理者だけでなく、教員、保護者、生徒に操作してもらいましょう。

特に、初回ログイン、パスワード再設定、出欠連絡、通知、掲示板、アンケート、アカウント切り替えを確認します。

シングルサインオンを検証する

Microsoft Entra IDまたはGoogle Workspace for Educationを利用している場合は、次の点を確認します。

  • 教職員と生徒の認証方法
  • 保護者のログイン方法
  • 異動・退職・卒業時のアカウント停止
  • 複数アカウントの切り替え
  • 認証障害時の代替手段

総費用と支援範囲を確認する

見積もりでは、生徒単価だけでなく、基本サービス料、初期設定、データ移行、研修、外部連携、追加サポートを分けて提示してもらいます。

また、導入後に学校側が行う作業と、ベネッセが支援する作業を明確にしておきましょう。

ベネッセ校務クラウドに関するよくある質問

ベネッセ校務クラウドの評判は悪いですか?

保護者・生徒向けアプリの評価は、2026年7月31日時点でApp Storeが1.7、Google Playが2.6です。ログインや機能表示に関する不満が確認できます。

ただし、レビュー件数は合計14件と少なく、校務管理画面や導入支援を含むサービス全体の評価ではありません。アプリの課題は確認しつつ、デモや試行利用で自校の環境における操作性を検証する必要があります。

ベネッセ校務クラウドの料金はいくらですか?

公開価格は、生徒1人当たり年額3,960円(税込)です。別途、基本サービス料が発生します。基本サービス料やデータ移行などを含む総額は、個別の見積もりで確認します。

進研模試と連携できますか?

最新の公式発表では、進研模試などの模擬試験データを連携し、校内テストとのクロス分析や面談資料化が可能と説明されています。

ただし、利用できるデータ、連携時期、設定方法、費用は契約内容によって異なる可能性があるため、導入前に確認してください。

導入支援はありますか?

ベネッセが各学校・教育委員会への販売、導入、活用支援を担当しています。具体的な研修回数、問い合わせ方法、対応時間、追加費用は見積もり時に確認しましょう。

試行利用はできますか?

提供開始時の公式発表では、試行利用の相談を受け付けると案内されていました。現在も同じ条件で利用できるかは、ベネッセへ確認する必要があります。

まとめ

ベネッセ校務クラウドは、高等学校の校務・教務、保護者連携、教育データ活用を一つの環境にまとめるフルクラウド型の校務支援システムです。

進研模試と校内データのクロス分析、面談資料化、保護者からの出欠連絡、シングルサインオン、細かな権限設定などは、ベネッセ校務クラウドならではの比較ポイントになります。

一方、サービス提供開始からの期間が短く、公開されている運用実績はまだ限られています。保護者・生徒向けアプリにはログインや機能表示に関する低評価もあるため、導入前の実機検証が欠かせません。

佐賀県教育委員会による46校への採択は、大規模導入に向けた実績として注目できますが、本格稼働は2027年4月からです。現時点では、導入予定だけで判断するのではなく、自校の校務ルール、データ移行、アプリの操作性、総費用、導入支援の内容を具体的に確認したうえで比較しましょう。

記事監修者
校務支援システム徹底比較ガイド編集部

教育ICT・校務DXの専門家

校務支援システム徹底比較ガイド編集部

当編集部では、全国の学校・自治体向けに教育ICTや校務DXに関する最新情報を調査・発信しています。その専門的な知見をもとに、教職員の皆様の業務負担軽減と教育の質向上を実現するための最適な校務支援システムの選び方や失敗しない導入ノウハウを、客観的かつ分かりやすく解説いたします。

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