更新日: 2026年03月05日

自治体・学校現場での導入事例と補助金活用

校務DXを推進する上で、避けて通れないのが予算確保の裏付けと他校での実績です。現在、多くの現場で活用されている最新のスキームをご紹介します。

① 活用可能な最新の補助金・交付金

2026年現在の導入・更新では、以下の予算スキームを組み合わせるのが一般的です。

・GIGAスクール構想 第2期予算:校務システムのクラウド化および統合化に伴う更新費用。

・デジタル田園都市国家構想交付金:地域全体のDX推進、複数自治体での共同利用モデルへの適用。

・IT導入補助金:私立学校や小規模校における、迅速なシステム導入(最大2/3補助)。

② 導入成功事例(2025-2026年実績)

【事例1:Major School System導入(私立中高一貫校)】
独自の校則や評価基準に合わせたカスタマイズを実施。成績処理時間を大幅に短縮し、教職員の働き方改革を強力にバックアップしています。

【事例2:EDUCOMマネージャーC4th(B市 公立小中学校)】
市内全域でのクラウド統合を実施。出欠情報や保健情報のリアルタイム共有により、組織的な生徒指導体制を構築しました。

主要5システム 費用・特徴比較一覧

導入検討において特に重要な「5年間の想定コスト」と「推奨される学校規模」を一覧にまとめました。

システム名 メーカー 導入形態 5年総額(目安) 推奨規模 活用補助金
Major School System システックITソリューション 統合クラウド 約¥6,000,000 私立・中高一貫 IT導入補助金
スクールマスター Zeus ウェルダンシステム パッケージ/クラウド 記載なし 私立・カスタマイズ GIGA第2期
BLEND モチベーションワークス クラウド 約¥11,800,000 私立(小規模) IT導入補助金
スクールエンジン 株式会社システムディ パッケージ/クラウド 約¥4,440,000 公立小中学校 標準化準拠
e-教務V3 株式会社エフワン クラウド/オンプレ 記載なし 専門・各種学校 学務管理特化

※費用は2026年3月時点の独自調査に基づく概算です。学校規模やカスタマイズ要件により変動するため、詳細は必ず各メーカーへお問い合わせください。

校務支援システムの導入費用相場と内訳

「校務支援システムの費用」は、主に「初期費用」と「運用費用(月額・年額)」の2つで構成されます。検討の際は、5〜10年間のトータルコストで比較することが重要です。

1. 初期費用

システム導入時にかかる費用です。クラウド型であれば0円〜50万円程度で済むケースが多いですが、オンプレミス型や大規模なカスタマイズが必要な場合は、300万円〜1,000万円以上のコストがかかることもあります。

2. 運用費用(ランニングコスト)

月額または年額で発生する費用です。クラウド型の場合は「生徒1人あたり月額330円〜」といった従量課金制や、「1校あたり月額数万円〜」の定額制が一般的です。保守サポートやサーバー維持費が含まれます。

校務支援システムの3つの機能

教員事務、教育支援、学校事務関連の3つの機能があります。

教員事務

生徒の学習指導や生活指導に携わる教員や、教科担当などの教員が利用する機能のことです。さまざまな情報を一元管理できるため、書類や帳票の作成時間を大幅に短縮可能です。

  • 学籍関連:学籍管理、出欠管理、年度更新処理。
  • 教務関連:成績管理、時間割管理、進路管理、通知表作成など。
  • 保健関連:保健管理、体力テストの2つが中心です。

教育支援

教育支援には、授業アンケート、小テスト、ポートフォリオ(生徒のさまざまな学習成果物を保存、蓄積し、整理、分析をしたり、一覧にしたりして、いつでも把握できるようにすること)があります。近年は生徒一人ひとりの学習ログを蓄積し、個別最適化された指導に役立てる機能も重視されています。

学校事務関連

教員以外にも学校に勤める職員が利用する機能です。主にグループウェア(連絡事項を共有できる掲示板)、勤怠管理、学校徴収金管理、給食管理、入試管理があります。

校務支援システムの3つのタイプ

システムによって、強みがある部分が異なります。以下の3つのタイプを紹介します。

カスタマイズ性の高さに強みがあるタイプ

カスタマイズ性が高いとは、各学校の要望に合わせたシステムを構築してくれることをいいます。事前に学校側の課題をヒアリングすることで、学校の仕様に合ったものを作成可能です。

教育支援に強みがあるタイプ

学習履歴の可視化や、授業アンケート、小テストなど、生徒の成長を促す教育支援に力を入れています。

業務効率化に強みがあるタイプ

学籍、出欠、時間割管理、成績などの教員事務から学校事務まで、幅広い校務の効率化を図れます。情報の二重入力や転記作業を徹底的に削減したい場合に適しています。

おすすめの校務支援システム10選の詳細

次に、校務支援システムメーカーの特徴、導入事例、料金、主な機能を紹介します。各システムの機能的特徴や、導入によってどのような課題が解決されるのかを詳しく見ていきましょう。

システックITソリューション株式会社(Major School System)

特徴 要望に合わせてフルカスタマイズ可能。運用開始までに研修を3回実施してくれる。
導入事例 全国の高等学校、中高一貫校を対象に完全個別対応のシステム110校以上。
料金 導入初年度は保守費用0円。高校版初期費用平均458万円、中高一貫校版平均633万円。2年目以降の保守費用最大48万円/年。
主な機能 学籍、成績、出欠、進路、入試、保健管理、グループウェア、個人カルテ。


システックITソリューション株式会社の(Major School System)は、高等学校・中高一貫校向けの統合型校務支援システムで、学校の仕様に合わせてシステムをフルカスタマイズ可能です。学校様の仕様や課題によってカスタマイズが異なるため、料金も変わります。

システックITソリューション株式会社(Major School System)

モチベーションワークス株式会社(BLEND)

特徴 初期費用、保守費用なしで月額制(生徒数×月額料金)。フルクラウドで常にアップデート可能。
導入事例 私立を中心に約550校が利用。
料金 初期費用なし、月額330円/生徒1人。
主な機能 成績・出欠/帳票管理、連絡機能。


モチベーションワークス株式会社(BLEND)は、クラウド上にデータを保存するのでサーバーの設置もメンテナンスも不要です。初期費用はかからず、料金体制は月額生徒1人あたり330円とわかりやすく、予算管理しやすいのもメリットです。

モチベーションワークス株式会社(BLEND)

株式会社エフワン(E教務V3)

特徴 シンプルな操作性、インストールをする必要がなく、導入、運用が簡単。迅速なサポート体制。
導入事例 普通科・専門学科・総合学科、学年制・単位制、2学期制・3学期制、全日制・定時制・通信制、公立・私立の中高一貫校、高等学校。
料金 記載なし。
主な機能 学籍・履修・成績・出欠・セキュリティ管理、帳票出力。


株式会社エフワンのE教務V3は、シンプルな操作性でインストール不要なので、導入や運用が簡単です。また、サポート専用のフリーダイヤルもあり、リモート保守で導入後も安心して利用できます。ただ、料金については、直接メーカーへ問い合わせてみてください。

株式会社エフワン(E教務V3)

株式会社システムディ(スクールエンジン)

特徴 自治体や教育委員会を中心とした、各校への広域導入と一括管理を実現。インターネット経由で最新のサービスを利用可能。
導入事例 記載なし。
料金 初期費用(小中高等学校)330,000円、月額22,000円(小中学校)、月額44,000円(高等学校)。
主な機能 校務支援、学校徴収金管理、学校用グループウェア。


株式会社システムディのスクールエンジンは、小中高校に必要な校務システムをトータルに提供しているシステムです。初期費用も月額料金も明確なので、予算管理がしやすくなっています。また、オプションですが学校徴収金管理も可能であり、金銭授受にまつわる問題を解消できます。

株式会社システムディ(スクールエンジン)

ウチダエスコ株式会社(スコーレV3クラウド)

特徴 高い信頼性を誇るウチダ公共クラウドサービスと連携、保護者サービスも利用可能。
導入事例 不明。
料金 不明。
主な機能 学籍管理、成績管理、出欠管理、進路、事務、保健、時間割管理、年度処理、システムメンテナンス。


ウチダエスコ株式会社のスコーレV3クラウドは多数の実績があるウチダ公共クラウドサービスと連携しているシステムです。オンラインデモ体験が可能であるため、導入前に不安や疑問があれば直接聞けるので安心して導入できます。

ウチダエスコ株式会社(スコーレV3クラウド)

エスエイティーティー株式会社(賢者)

特徴 使いやすい操作性で迅速で柔軟なサポート体制。
導入事例 公立・私立の高等学校で800校以上。
料金 不明。
主な機能 教員事務、学校事務、システム管理。


エスエイティーティー株式会社の賢者は中学校、高等学校向けであり、多様な学校制度に対応可能なシステムです。2024年春には賢者クラウドに変更予定です。料金については、直接メーカーへ問い合わせてください。

エスエイティーティー株式会社(賢者

株式会社内田洋行(スコーレV3)

特徴 文教分野で実績豊富な内田洋行グループの中学高校向け校務支援システム。
導入事例 昭和学院中学校・高等学校など。
料金 不明。
主な機能 学籍・成績・出欠・証明書・時間割管理、進路、事務、保健、年度処理、システムメンテナンス。


株式会社内田洋行のスコーレV3は、中学、高校、中高一貫校などさまざまな学校に適応可能なシステムです。20年以上の実績があり、Webアプリであるので、低コストでの導入ができます。料金についてはメーカーへ問い合わせてください。

株式会社内田洋行(スコーレV3)

株式会社プラスアルファ・コンサルティング(ヨリソル)

特徴 大学でも利用されている。4,000社超の支援実績を持つサポートチームがサポートしてくれる。
導入事例 日本大学、奈良女子大学、岩田中学校・高等学校など。
料金 不明。
主な機能 統合型スクールマネジメントシステム。


株式会社プラスアルファ・コンサルティングのヨリソルは、小中高から大学向けまで多様な学校向けであり、教育支援に力を入れているシステムです。トライアルも可能であるので、実際に触って運用方法を確認できます。料金についてはメーカーへ問い合わせてください。

株式会社プラスアルファ・コンサルティング(ヨリソル)

株式会社 システム ディ(キャンパスプラン)

特徴 学務、財務、総務の一元管理を実現しており、学務シリーズ、webシリーズ、財務シリーズ、総務シリーズから選べる。
導入事例 全国1,000校以上。
料金 不明。
主な機能 学籍教務情報システム(学生募集情報、入試情報など)


キャンパスプランは、大学、短期大学、専門学校など向けのシステムです。学務シリーズ、webシリーズ、財務シリーズ、総務シリーズから1つからでも選べて、学校に合わせたものを選べます。料金は不明なので、メーカーに問い合わせてください。

株式会社 システム ディ(キャンパスプラン)

キヤノン電子テクノロジー株式会社(スクールエイド)

特徴 業務形態、運営形態に柔軟に対応できるパッケージシステム。
導入事例 明治大学付属明治高等学校・明治中学校。
料金 不明。
主な機能 校務、模試、健康、募集、入試、進路管理。


キヤノン電子テクノロジー株式会社のスクールエイドはパッケージシステムですが、学校独自の業務や運営形態に柔軟に対応できます。機能単位の段階的な導入も可能であるので、コストを抑えられます。料金については公式ホームページに記載がないので、直接問い合わせてください。

キヤノン電子テクノロジー株式会社(スクールエイド)

まとめ

校務支援システムメーカーは多くの種類があるので、特徴を把握して自分の学校に合ったものを選ぶ必要があります。特に費用については、初期費用を抑えられるクラウド型から、長期的な運用を見据えたカスタマイズ型まで様々です。学校に合ったシステムをフルカスタマイズしたい方は、システックITソリューション、コストパフォーマンスと導入スピードを重視するならBLENDなどが有力な候補となります。まずは資料請求をして、5〜10年間のトータル費用を比較してみてください。

校務支援システム
比較表

「機能」 「サポート」 「料金」 について、オススメの校務支援システム5社をピックアップしてまとめました!
気になるシステムがあれば、ぜひ公式HPからチェックしてみてください。

基本情報 Major School System スクールマスターZeus e-教務V3 スクールエンジン BLEND
システックITソリューション
株式会社
ウェルダンシステム株式会社 株式会社エフワン 株式会社システムディ モチベーションワークス
株式会社
Major School System公式サイトへ スクールマスターZeus公式サイトへ e-教務V3公式サイトへ スクールエンジン公式サイトへ BLEND公式サイトへ
特徴 完全カスタマイズにて個別対応!3分割納品で操作性を確認できる。導入初年度は無償サポート! 誰でも扱える見やすいデザイン。最小限の手間で最大限の仕上がり。 最小限のクリック数で使える優れた操作性パッケージ型で素早い導入。 自治体や教育委員会を中心とした、各校への広域導入と一括管理を実現。 サブスクリプション型の料金設定!フルクラウドで常に最新型へアップデート。
システムのカスタマイズ
完全カスタマイズ型
パッケージ型
※別途見積りで拡張可能
パッケージ型
パッケージ型
※エンタープライズプランのみ

出席管理
学籍情報管理
保護者連携機能
記載なし



即日対応
専属エンジニアによる継続サポート
即日対応可能
ヘルプデスクで即日確認
ヘルプデスクで即日確認
緊急時のみサポートチームが
即日確認
記載なし
納品までの
システム拡張
無料対応
※別途見積り
カスタマイズ不可
カスタマイズ不可
記載なし
導入までの
運用研修
3回
3分割の納品で
現地にて直接報告、運用の指導
※無償
リモートや訪問で説明会を実施
※無償
2回
一般職員向け説明会
管理者向け説明会
※無償
各種研修あり
※別途7万〜10万
記載なし
料金 5年間の
推定総額※
600万円
360万円+60万円×4年
記載なし
記載なし
444万
サーバー・通信設備
・サポート費用

48万4千円
+79万2千円×5年
1,188万円
3,960円×600名×5年
年間保守費用
60万円
※導入後1年間は
保守費0円無償で仕様変更可
記載なし
記載なし
79万2千円
3,960円/生徒1人
初期費用
高校・一貫校:
360~1093万円
※5年で分割払いも可能
※直近3年間における初期費用
記載なし
記載なし
小中高:48万4千円
無し
導入校の例 筑波大学附属駒場中高等学校
早稲田中学校・高等学校
東京大学教育学部附属中等教育学校
明誠学院高等学校
関西大倉中学校・高等学校
その他多数
堀越高等学校
暁星小学校
成蹊小学校
浦和学院高等学校
白百合学園小学校
その他多数
記載なし 記載なし 開志学園高等学校
聖徳学園中学校高等学校
その他多数
基本情報 Major School System スクールマスターZeus e-教務V3 スクールエンジン BLEND
公式サイトへ 公式サイトへ 公式サイトへ 公式サイトへ 公式サイトへ

※費用はシステムの仕様により大きく変動する場合がございます。あくまで目安としてご利用ください。

関連記事

当サイトイチオシの
校務支援システムをピックアップ!

Major School System

Major School System

PR :システックITソリューション株式会社

PR
3 つの特徴

学校の要望に合わせて、システムをフルカスタマイズで構築します!

大きく3分割納品で、システム開発途中のものが確認でき、機能漏れ・仕様変更にも柔軟に無償対応します!

導入初年度は保守費用0円です。また、仕様変更の追加請求もありません!

詳しくはこちら

【免責事項】
・当サイトで紹介しているサービス及び商品は、当サイトから販売及び提供するものではありません。
・当サイトは掲載各社のサービスを紹介するサイトであり、詳細は各社公式サイトにてご確認ください。
・当サイトで案内している情報に関しては万全を期しておりますが、内容を保証するものではございません。
・リンク先から商品の購入や導入をする場合、改めてリンク先の情報をご確認頂きますようお願い申し上げます。
・リンク先のサービスを利用したことによる被害及び損害について、当サイトは一切の責任を負いません。

校務支援システムランキング 校務支援システムランキング