更新日: 2025年07月24日

【2025年版】校務支援システムBLENDの評判・口コミを徹底分析!

あらゆる職種で「働き方」が見直されている昨今、教職員の働き方も見直されています。学校内には膨大な校務があり、これまでは残業などで補っていたのが学校現場の実情でした。
そこで注目されているのが「校務支援システム」です。校務支援システムは、校務を一元管理できるため、教職員の負担を大幅に軽減できます。システムを導入することで、本来あるべき「生徒と向き合う時間」を長く持てるでしょう。

本記事では、「BLEND」の評判や、校務支援システムの選び方・おすすめのシステム会社を紹介します。校務支援システムの導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

BLEND(ブレンド)とは?

BLEND

BLENDは、モチベーションワークス株式会社が運営する、フルクラウド型の校務支援サービスです。出欠や成績の登録、調査書などの帳票といった教務関係を中心に、校務に必要なあらゆる機能を備えたシステムを利用できます。

BLENDの特徴

BLENDの特徴は以下のとおりです。

プラン変更に対応
  • 利用開始時は基本プラン推奨
  • 使用したい機能の追加や不要な機能の削除が可能
充実したセキュリティ
  • 二段階承認
  • IPアドレス制限
  • アカウントの凍結

BLENDは上記のような特徴がありますが、特にセキュリティ面は整っています。「二段階認証」は、金融機関などにも利用されている安全性の高いセキュリティです。ログイン時は、パスワードとメールアドレスの他に、6桁の認証コードが必要になります。
校内のネットワークのみにアクセス許可をする「IPアドレス制限」や、パスワードの入力を一定回数誤って入力した際にアカウントを一時的にロックする「アカウントの凍結」など、セキュリティ機能があります。
他の校務支援システムと比較する際にも、このようなセキュリティ機能を気にしてみるといいでしょう。

BLENDの機能

BLENDの校務支援システムは、クラウドによってアップデートが行われるため、常に最新の状態が保たれます。利用できる機能の例は以下のとおりです。

出欠管理 教職員が最も頻繁に利用する機能の一つ。シンプルな設計で、時間割の事前登録なしに、日付と時限を選ぶだけで簡単に出欠状況を入力・変更できます。
成績管理 ミスが許されない成績処理において、集計・入力作業の負担を軽減。多様化する評価方式にも対応し、科目ごとの点数項目を柔軟に設定可能です。
帳票管理 登録された出欠・成績データから、通知表、指導要録、調査書といった各種帳票を自動で出力。書類作成にかかる時間を大幅に削減します。
入試管理 出願データの取り込みから合否登録、合格通知の発行までを一気通貫で管理。合格者情報は新入生データとして自動登録されます。
事務管理 勤怠管理、施設・備品予約、各種申請のワークフローなど、総務・事務関連の業務を集約し、校務全体の効率化を図ります。
連絡機能 教職員間、教職員と生徒・保護者間など、特定のグループでの連絡が可能。情報伝達を一元化し、確実性と効率性を高めます。

 

上記は一例ですが、リンク集や保管機能も利用可能です。PDFやリンクのデータをアップロードし保管できる機能なども搭載されています。

BLENDの料金

BLENDの最大の特徴の一つが、その明瞭かつ導入しやすい料金体系です。多くの校務支援システムが数十万から数百万円の初期費用を必要とする中、BLENDは初期導入費用を0円に設定しています。

基本料金 生徒1人あたり月額300円(税込330円)
費用に含まれるもの 初期導入費用
運用サポート
指導要領改訂などに伴うシステムアップデート費用

 

予算が限られる学校や、DXへの第一歩を慎重に踏み出したい学校にとって、導入の障壁を下げる戦略的な価格設定と言えるでしょう。

また、学校独自のカスタマイズを要する場合には、専任の開発チームをアサインできる「BLENDエンタープライズプラン」も用意されています。

BLENDの評判

まず驚くべきは、App Storeでのその評価です。2025年7月時点で95件のレビューがありながら、平均スコアは「1.6/5」という厳しい結果に。

なぜこれほどまでに評価が低いのでしょうか?レビューから見えてきた、ユーザーが直面する5つの大きな不満点を掘り下げていきます。

1. 致命的なログイン問題「毎回パスワードを要求される」

最も多くのユーザーがストレスを感じているのが、ログインプロセスです。

  • 少し時間が経つとすぐにログアウトされる
  • パスワード保存機能がなく、毎回手入力が必要
  • 「本当にイライラして使いづらい」との声が多数

アプリ利用の入り口であるログインでつまずいてしまうため、「使う気すら起きない」という意見も。利便性とは程遠い仕様が、ユーザー離れを加速させているようです。

2. 「使い方がわからない」― 不親切すぎるUI/UX

次に目立つのが、「直感的に操作できない」というデザイン面への不満です。

  • そもそも使い方の説明やガイドが一切ない
  • ホーム画面がなく、目的の機能にたどり着けない
  • 調べても情報が見つからず、手探りで使うしかない

新しいアプリを導入する際の「まず何をすれば良いか」という基本的な問いに、アプリが全く応えてくれていない状況です。これでは、ITツールに不慣れなユーザーは定着しません。

3. 1年以上放置?改善が見られない運営体制への不信感

ユーザーは、アプリの問題点を指摘するだけでなく、その後の運営の姿勢にも疑問を抱いています。

  • 「1年経っても全く改善されない」
  • 「本気で開発する気があるのか?」
  • フィードバックが反映されている形跡がない

バグや使いにくさが長期間放置されている事実は、ユーザーの期待を裏切り、「このアプリはもう見捨てられているのでは」という不信感に直結しています。

4. 競合アプリとの圧倒的な差

ユーザーは、BLENDアプリを単体で見ているわけではありません。常に他のサービスと比較しています。

  • 「B社の〇〇アプリの方が通知も来て快適だった」

レビューでは具体的な競合アプリ名(※伏字で記載)を挙げて、その使いやすさと比較する声も見られました。通知機能といった基本的な部分でさえ、他社に劣っていると認識されているのが実情です。

5. 通知が来ない・遅延する ― 情報伝達の信頼性に欠ける

学校現場や教育機関で使うアプリにおいて、通知は命綱とも言える機能です。しかし、BLENDではこの通知機能にも大きな課題が見られます。

  • 通知が届かない、または大幅に遅れて届く
  • リアルタイム性が求められる連絡で不便
  • 「何のためのアプリなのかわからない」との声も

重要な情報を即座に受け取れないことは、業務や教育現場の混乱につながるため、信頼性の欠如は致命的です。通知の安定性が確保されない限り、現場での活用は広がらないでしょう。

また、BLEND側のプログラムの設定ミスにより、仙台市内の私立高校で誤った成績が記載されたトラブルが発生しています。学校側で各科目の評定は正しく入力されていましたが、BLEND側で平均を出す計算式の設定が間違っていたようです。

このトラブルに対しBLENDは、「非常に重く受け止めている。再発防止に努める。」とコメントしました。なお、このトラブルによって生徒たちの進路等に影響はなかったようです。

参照:校務支援システムBLENDに設定ミス、成績表に誤り 宮城の私立高|朝日新聞デジタル

校務支援システムを選ぶ際のポイント

校務支援システムを選ぶ際は、以下の3つのポイントを押さえましょう。

・機能は充実しているか
・サポート体制が整っているか
・料金は予算内か

各項目について詳しく解説します。

機能は充実しているか

自校に合った機能が充実しているか確認しましょう。「機能が多い=よいシステム」というわけではありません。重要なのは、必要十分な機能を備えたシステムを選ぶことです。機能が多ければ多いほど費用もかさみます。
学校によって、利用したい機能は異なるはずです。そのため、校内で必要な機能を洗い出しましょう。オーダーメイドで作成可能なシステムを選び、カスタマイズしていく方法がおすすめです。

サポート体制が整っているか

校務支援システムは毎日利用するため、万一のトラブルに備えて迅速な対応をしてくれる企業を選びましょう。「問い合わせに対する返事が早く、システムの不具合などに早急に対応してくれるのか」が重要です。
使い勝手や操作性も大切ですが、「導入後に発生する課題点などに柔軟に対応してくれるのか」も確認しておきましょう。学校近隣のシステム会社だけではなく、全国のシステム会社と比較することをおすすめします。

料金は予算内か

システムの利用料が予算内に収まるか確認しましょう。料金は初期費用だけではなく、ランニングコストを踏まえて検討してください。サーバーの管理料金や、メンテナンスコストも発生します。
なお、料金はシステムのクオリティに比例するものではないので、自校にマッチしているシステムを選ぶことが重要です。
校務支援システムの料金体系は、大きく分けて以下の2つです。

オンプレミス型

●料金目安
・サーバー費用と保守込みで約100万円強

●特徴

・長期で運用する場合ランニングコストが安い
・セキュリティが強固な傾向にある
・クラウド型と比較するとシステムのアップデートに手間がかかる

クラウド型

●料金目安
・月額4~5万円で運用可能

●特徴

・初期費用が安い
・通信時に情報が漏れる可能性があるため、セキュリティ対策が十分なシステムを選ぶ必要がある

おすすめの校務支援システム3選

おすすめの校務支援システムを3社紹介します。

Major School System

Major School System

Major School Systemは、システックITソリューション株式会社が提供している校務支援システムです。全国115校への導入実績を誇ります。

最大の特徴は、「プロトタイプ開発」を用いたサービスを提供していることです。プロトタイプ開発とは、学校毎の運用に合わせてきめ細かくカスタマイズ対応してくれる開発手法で、学校オリジナルの校務システムを構築することが可能です。つまり「フルカスタマイズ」で、自校に合ったシステム構築ができます。導入時に現状の問題点・課題点をヒアリングしてくれ、それらを解決するシステムが構築可能です。

また、運用後のサポートも徹底されており、問題が発生した場合は電話やリモートでほぼ即日対応してくれます。

学校関係者の約89%が「Major School Systemのシステムを導入したい」と回答している、今注目の校務支援システムです。

e-教務V3

e-教務

e-教務V3は、株式会社エフワンが提供している校務支援システムです。公立・私立の高等学校や私立一貫校など、学習指導に貢献するシステムとして幅広い教育現場で導入されています。

e-教務V3は、シンプルで使いやすいデザインが特徴です。分かりやすさと使いやすさに定評があるので、パソコン操作に不慣れ・苦手な先生がいる場合もおすすめです。先生方の校務負担を軽減することで、生徒と向き合える時間が確保できるでしょう。

サポート体制も充実しており、問い合わせには基本的に即日対応してくれます。

スクールマスターZeus

スクールマスターzeus

スクールマスターZeusは、ウェルダンシステム株式会社が提供している校務支援システムです。書類を電子化できるため、管理の手間を省くことが可能で、書類紛失や情報漏洩などのリスクを軽減できます。

スクールマスターZeusは、セキュリティ面で定評があります。各パソコンの端末を識別してアクセスを制御するセキュリティを導入しているため、情報漏洩のリスクがほとんどありません。

システム面でも学校の特色に応じて柔軟にカスタマイズできるので、理想の学校づくりを支援してくれるでしょう。

まとめ

BLENDは、クラウド型の校務支援システムです。セキュリティ面では定評がありますが、サポート体制やシステムに不満を感じている先生方も一部いるようです。
校務支援システムの導入を検討している方は、機能や料金、サポート体制などを比較し、自校のニーズにマッチしたシステム会社を選びましょう。

校務支援システム
比較表

「機能」 「サポート」 「料金」 について、オススメの校務支援システム5社をピックアップしてまとめました!
気になるシステムがあれば、ぜひ公式HPからチェックしてみてください。

基本情報 Major School System スクールマスターZeus e-教務V3 スクールエンジン BLEND
システックITソリューション
株式会社
ウェルダンシステム株式会社 株式会社エフワン 株式会社システムディ モチベーションワークス
株式会社
company 1公式サイトへ company 2公式サイトへ company 3公式サイトへ company 4公式サイトへ company 5公式サイトへ
特徴 完全カスタマイズにて個別対応!3分割納品で操作性を確認できる。導入初年度は無償サポート! 誰でも扱える見やすいデザイン。最小限の手間で最大限の仕上がり。 最小限のクリック数で使える優れた操作性パッケージ型で素早い導入。 自治体や教育委員会を中心とした、各校への広域導入と一括管理を実現。 サブスクリプション型の料金設定!フルクラウドで常に最新型へアップデート。
システムのカスタマイズ
完全カスタマイズ型
パッケージ型
※別途見積りで拡張可能
パッケージ型
パッケージ型
※エンタープライズプランのみ

出席管理
学籍情報管理
保護者連携機能
記載なし



即日対応
専属エンジニアによる継続サポート
即日対応可能
ヘルプデスクで即日確認
ヘルプデスクで即日確認
緊急時のみサポートチームが
即日確認
記載なし
納品までの
システム拡張
無料対応
※別途見積り
カスタマイズ不可
カスタマイズ不可
記載なし
導入までの
運用研修
3回
3分割の納品で
現地にて直接報告、運用の指導
※無償
リモートや訪問で説明会を実施
※無償
2回
一般職員向け説明会
管理者向け説明会
※無償
各種研修あり
※別途7万〜10万
記載なし
料金 5年間の
平均推測総額※
716万円
524万円+48万円×4年
記載なし
記載なし
404万円+
サーバー・通信設備
・サポート費用

44万円
+72万円×5年
1440万円
3600円×800名×5年
年間保守費用
48万円
※導入後1年間は
保守費0円無償で仕様変更可
記載なし
記載なし
72万円
3,600円/生徒1人
初期費用
高校・一貫校:
360~1093万円
※5年で分割払いも可能
※直近3年間における初期費用
記載なし
記載なし
小中高:44万円
無し
導入校の例 筑波大学附属駒場中高等学校
早稲田中学校・高等学校
東京大学教育学部附属中等教育学校
明誠学院高等学校
関西大倉中学校・高等学校
その他多数
堀越高等学校
暁星小学校
成蹊小学校
浦和学院高等学校
白百合学園小学校
その他多数
記載なし 記載なし 開志学園高等学校
聖徳学園中学校高等学校
その他多数
基本情報 Major School System スクールマスターZeus e-教務V3 スクールエンジン BLEND
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※高校生徒数600名 × 5年目までの平均推測総額

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